ゲームのギミックで頭割り攻撃というものがあります。
敵から受ける強い攻撃を複数の人で受け止めて、ダメージをみんなで分散させるものです。
もしその攻撃を1人だけで受けてしまった場合、ダメージが強すぎて致命傷になってしまいます。
それと同じで生きていく上で困難な状況もみんなで分担し、力を合わせればそれぞれの負担やダメージは減るのです。
男性性が強い人は1人で抱え込む人が多いです。
その為本人も気がつかないうちに大きなストレスになっていたり、精神的にもすり減っているのです。
体力的にも精神的にもかつかつだと、どんな人でも余裕が無くなるものです。
男性と女性をゲームのジョブで例えると盾役のタンクと回復役のヒーラーのようなものです。
タンクは頑丈で人の盾になり先頭に立ち、メンバーを率いて力強く敵を倒しながら前に進みます。
でもケアする能力は低いので自分や他人の傷を癒す事は出来ません。
逆にヒーラーは攻撃に耐える強さや道を切り開く能力は低いです。
でも人をサポートしたり癒す能力が高く、タンクの傷を癒してまた立ち上がる強さを与えます。
タンクとヒーラーが手を組めばお互いの長所をいかし、短所を補いながら困難な道のりでも先へ進んでいけるのです。
ゲーム内ではタンクに何故お前は回復できないのだと怒ったり、ヒーラーにそれくらいの攻撃に耐えて先頭に立って進めという人はいません。
揉めない理由はジョブごとに持つ特性をよく知っていて、全ての人がそのまま受け入れているからです。
現実世界の人間とは違い、ジョブが分かれていて分かりやすいというのも理由になります。
ゲームのキャラクターはジョブが違うと能力値の振り方も性質も全くそれぞれ違ってきます。
同じように現実世界の私達もそれぞれの能力値の振り方も性質も一人ずつみんな違います。
どちらが優れているかそれを比較して相手を否定したり、自分を卑下するのは非常に馬鹿げています。
でも私たち人類はゲームの中ではなく現実で、自覚なくそういう事をずっと繰り返しては次の世代に受け継ぎ続けてきたのです。
人は能力のあるなし、権力のあるなし、お金のあるなしで他人を否定したり、自分を否定したりして争ってばかりです。
私はそんなばかばかしい事に時間を使うのならば、お互いの良い所を認めて自分の良い所をいかします。
自分が苦手な事は人に助けてもらって、相手の苦手な所は自分が助けてそうやって生きたいと思っています。
長い人生同じ時間を過ごすのならば人と助け合って励まし合って、楽しんだり喜んだりして生きた方が楽しいですし幸せだと思うからです。
私も前はずっとひとりで抱え込み、一人でひたすら我慢し困難な状況を乗り越えてきました。
自分の感情さえコントロールできない、弱く依存気味の人しか周囲にいなかったからそうするしかなかったのです。
たけど私はインターネットを通して沢山の人と出会い、様々な人からそれぞれの価値観を学んできました。
そして人と助け合い乗り越えていくチームプレイも楽しいなと思うようになったのです。
闇の強いこの世界では人に攻撃されても跳ね除けたり、一人で乗り越える精神的な強さは必要です。
でも優しさは与えるだけではなく人から受け取るのも忘れてはいけないと、自分が極限状態に追い詰められた事で思い知りました。
一部にしか気がついていなかっただけで私は今まで本当に沢山の人に支えられて生きてきました。
失った事は辛い経験でしたが、その事で自分がいかに恵まれていたか、今も沢山のものを受け取っているのか再認識できたのです。
家族やパートナーは性質が大きく違う組み合わせになる事が多いです。
その違いからどうしても摩擦も沢山生まれてしまいます。
しかし一緒に居るうちに愛が芽生え絆が深まれば、相手をジャッジせず違いを受けいれようと努力するようになるのです。
人との縁は意味なく繋げられることはありません。
相手にない要素を自分が補ったり、相手から自分にない要素を学ぶのです。
しかし大抵の人は感情で反応してしまい、冷静に分析することが出来ません。
相手のせいにして終わりでは苦労しても何も成長せずに、時間だけがすぎていってしまいます。
自分と性質が違う相手に不快感を持ち否定しただけでは、分離意識のまま何も変わりません。
そうやって生きている人は中身は成長せず、肉体年齢だけがどんどん高くなります。
しかし俯瞰し相手から自分にない要素を学べば、自分にない視点や要素がプラスされ自分が次第に拡大していきます。
過酷な人生を送ってきた人が気を付けなければいけない事があります。
悲しい事や辛い経験を乗り越えた人は男性性を身につけ、次第にうたれ強くなっていきます。
でも強さも過剰になってしまうと怒りや敵意になってしまうのです。
男性性だけが強すぎて女性性が足りない人になるとバランスを崩す為、周りとの摩擦も増えてしまいます。
逆に辛い経験に耐えられなくて自分で乗り越えるのを放棄し女性性に偏った人は、誰かや何かに依存してしまいます。
その場合は自分で乗り越える強さを身につけ自立する必要があるのです。
両者とも男性性と女性性をバランスよくなるように自分で気をつける必要があります。
人は好き好んで相手を傷つける事は普通はしません。
相手を傷つける行動を無自覚にやっている人がほとんどなのです。
そういう人は大抵は親が未熟で、子供の時に同じ事を自分がされてきています。
人は行動する時に基準にするものが必ずあるのです。
それは大抵の人は一番身近な相手で、小さい頃から真似をして育ってきた親になります。
親に冷たくされて育った人はそれが当たり前になります。
人というものは自分がやられた事を当然と受けいれ習慣になり、人に対して無意識にしてしまうものなのです。
もし自分が人に冷たくして相手が苦しんでいる事にも、言われない限り気がつかないのです。
例え傷つける行動を取っていても、このように本人に悪意がない事の方が圧倒的に多いのです。
そうやって人は先祖代々負の連鎖を継いでしまうのです。
だから自分が嫌だった事、傷ついた事を子供の時に遡って思い返してみる必要があります。
もちろんそれでも気がつかない事はあるでしょう。
だから自分の気持ちに嘘をつかず、お互いに自分の気持ちや価値観を相手に伝え合い歩み寄る必要があるのです。
相手の嫌がる事は人にしないで負の連鎖を断ち切る必要があります。
自分が親にされて嫌だったから人にしたくないという愛や思いやりが強い人は、強い意志でこの負の連鎖を断ち切ることが出来ます。
それが遺伝的なカルマの解消をするという事なのです。
高次元の転生者がカルマが強い人の元や家系に生まれるのは、その強い愛でカルマを解消しこの世界の闇を減らす役目があるためです。
相手の気持ちを俯瞰して見る事が出来る人ならば、負の連鎖を愛の連鎖に変える事が出来るのです。
カルマの強い家系を選んで背負った人は過去とても辛い経験をしていると思います。
でも私達はその困難さを乗り越えて人に愛を教え、闇の世界を光の世界へ変えに来ているのです。