近年女性も男性性を身につけ社会進出しています。
これは女性性と男性性を統合し、アセンションする流れとしては良い現象です。
しかしまだ社会は男性性に偏っていて変化が遅れています。
仕事を中心に考えて生きている男性は女性性が不足している人が多いようです。
集合意識としては男性の方が覚醒がどうしても遅れてしまうのです。
男性のリスクを回避し現状維持をしようとする習性も理由の一つになります。
古いあり方を続けようと本能が頑張るのに負けないくらい、強い意志で変えていかないと霊的進化は難しくなります。
性別ではっきりと役割を分担する古い概念は捨てる必要があるのです。
アセンションしたいのならば、男性性と女性性の統合は必須です。
お互いに相手の性別に歩み寄り、垣根を取り払う必要があります。
アセンションしたいと口では言っていても、自分が変わる事を拒む人は光を受け取れず肉体が変容できません。
男性はこうあるもの、女性はこうあるものという古い概念を捨てる必要があります。
男性性と女性性のバランスを取れるように変化していかないと、地球の統合の流れに逆らう事になり上手くいかなくなっていきます。
女性は男性に守って貰うのではなく、自ら道を切り開く強さを身につける必要があります。
男性は女性だけに癒しを求めるのではなく、癒す共感力を身につける必要があるのです。
もし男性が女性の気持ちは考えず、女性には共感して癒して欲しいと一方的に要求すれば相手の負担になります。
また男性側が強がり辛くても女性に感情を共有せず、一方的に我慢すれば男性の大きな負担になります。
どちらかが一方的に相手に求めれば負担になるのは当然です。
男性が女性性を身につけ、強がらず女性に本心を話せば良いのです。
男性に強さを求めて守れと依存する女性は、自分が男性性を身につけて精神的に自立し強くなる必要があります。
男性が女性を精神的に支え、女性が精神的に男性を支えるのです。
男性が強く生き道を切り開くように 、女性も強くなり道を切り開くひつようがあります。
両方の性質を身につけ統合した時に、初めて人は5次元の存在として進化し肉体の変容が始まります。
しかしインナーチャイルドが深く傷つき癒されていない人は、反発されない様に時間をかけて変化を少しずつする必要があるのです。
愛で満たされる経験がなかった人はエゴが子供のまま成長していません。
そして無意識に誰かに親役を要求してしまうのです。
代わりの誰かに満たされればインナーチャイルドは癒されるからです。
でも大抵は相手に余裕が無いから、親役を拒否されてしまいます。
もし相手が父親や母親役を求めているのなら、欲求を満たしてあげればインナーチャイルドを癒す効果があります。
親役を引き受けるのは良いのですが、あまりにも相手を甘やかしてしまうと、相手が自立せずそのまま成長しなくなります。
少しずつ自立させていかないと、相手は依存し小さな子供のままで成長しないのです。
依存されている方も負担が大きくなり、潰れてしまいます。
飴と鞭のさじ加減が必要になります。
もし飴が多すぎると優しさ中毒、相手は依存状態になってしまいます。
相手可愛さに要求を受け入れ続けると、自分で自分の機嫌をとろうとしないただの駄々っ子になってしまうのです。
自分でインナーチャイルドを癒し、精神的に自立し大人にさせる必要があるのです。
人に飴ばかり与える人は砂糖に蟻がたかるような現象が起こります。
甘い汁を吸って味をしめた人は甘いもの中毒になり、徐々に要求が大きくなりいくらあげてもきりがなくなります。
沢山の人が甘い汁を吸わせろと貴方に要求してくるでしょう。
そして断ったり足りないと禁断症状が出て、相手は逆ギレしだします。
やさしさ中毒、それはまるで違法の薬物のように脳の思考パターンもおかしくしてしまうのです。
貴方は群がる蟻が悪いと思いますか?
甘い砂糖をばら撒きながらすごせば、蟻が来るのは当たり前です。
原因になる砂糖をばら撒くのをやめるしかありません。
もし蟻が家の中にまで入ってきたら、外につまみ出せばよいのです。
貴方の身体に登ってきたらふり払えば良いのです。
中には餌と間違えて噛みつく蟻もいるとおもいます。
それを家に入られても放置し、身体に登ったり噛みつかれも平気とやるから、蟻もやりたい放題になっていますのです。
この世界は無償の愛が尊いとされ、誰にでも優しくしろと教え込まれます。
でも自分の身を守らない人は自分の領域まで入り込まれ、大切なものは奪われ攻撃されてボロボロになります。
もし甘い汁を吸わせなければケチだ、貴方は優しくないと相手はなじるかもしれません。
そう言われても相手にする必要はありません。
中には無償の愛がいかに尊いか理想を語る人がいます。
無償の愛を実際にやってみるとどうなるか想像して見れば分かると思います。
肉体がある私達がそれを体現するのは、自分は与えるだけで一切受け取らないという事です。
無償つまり見返りは求めないわけですから。
困っている人がいるとして、貴方は今持っている全てを寄付できますか?
全て上げてしまえば自分は無一文になり、住むところも食べるものもなくなります。
最終的には命まで差し出す羽目になるでしょう。
無償の愛は宗教等で多くの人からお金を巻き上げる時によく使う手口です。
無償の愛が正しいと説く人がいるならば、自分がまず差し出して無償の愛を実行して欲しいところです。
しかしそういう事をいう人は詐欺師としては有能なので、理由をつけてうまくごまかします。
実際にやると不幸せになるという事は、その教えや考え方に矛盾があるという事です。
もし無償の愛を実行して生物が持つ欲求を全部無視して我慢すれば、それは大きなストレスになります。
自分を大切にしないエネルギーの歪みは自分への攻撃となり、細胞は自分を攻撃しだすでしょう。
3次元の生物はその性質を無視すれば苦しみ、破滅へ向かってしまうのです。
それはもう3次元の生物として存在する事をやめると言っているのと同じで、生きる事の放棄です。
次元を下げればそれに沿ったあり方、生き方というものがあります。
そもそも肉体がないかなり上の次元の話をそのまま3次元の世界に持ち込むことに無理があるのです。
その事すら何も分かっていない、全貌も見えていない人がずれた解釈を広め、それを信じる人が大勢いるからみんな混乱してしまうのです。
人は気がついていないだけで生きていれば必ず誰かを傷つけ、傷つけられるものです。
それは回避できません。
私も人混みで悪気なく誰かの足を踏んでいますし、ぶつかってしまっています。
それは誰でも同じ事です。
でも相手の痛みに気がついたならなるべく踏まないように、そしてぶつからないようにしようというだけの話です。
たくさんの事を経験すれば、それが徐々にわかってきます。
自分が経験して嫌だと思ったこと、他人がしているのを見てどうなんだろう?と思うことは自分はやらないだけでいいのです。
それをあの人が悪いと敵意を向ければ争いになり相手を追い詰めます。
そして自分が出来なかった時に自分はダメだと否定すれば自分が苦しくなるのです。
人が元々持つジャッジや罪悪感の強さが進化の妨げになっています。
遺伝子的に短所があるならば、罪悪感とジャッジが強いのを踏まえて暮らせば良いだけの事です。
真面目な人は反省して落ち込んでどよんとしてしまわないように切り替えも必要になります。
お店に買い物に行くと買うものを入れるカートがありますよね?
カートは使い古すと中には車輪が歪んだり動きがおかしくなって、まっすぐ進まないものもあります。
自然に右に曲がってしまうカートがあるとして、曲がってしまったら曲がった分だけ左に戻す必要が出てきます。
それと同じで自分のバランスが悪い時は罪の意識は持たず、もし自分が曲がってしまうなら淡々と歪みを戻せば良いのです。
もしカートの状態が他のよりもかなり酷ければ、まっすぐに進もうとしても大きく曲がってしまうと思います。
このカートのように現在ポジティブでいられない状態の人はカルマやトラウマが多い人です。
カートの状態は生まれつき人によって違うのと、過去に経験した事によって変わってきてしまいます。
辛い経験や酷い扱いをされればボロボロになってしまい、カートの状態も当然悪くなるのです。
もし現在大きく道を逸れてしまうのならば、自分のペースで少しずつ戻っていけば良いかと思います。
貴方が自分のカートの進み方が曲がっていると気がついたら、なるべくまっすぐになるように少しずつ軌道修正していってください。
そしてもし誰かが曲がっているなと気がついたなら、素直に聞き入れる相手ならば教えてあげてください。
実際は指摘されると逆ギレする人の方が多いので、反発されたときは何も言わないでおけばよいでしょう。
その人はふら付いて誰かにぶつかったりおかしな場所へ行ってしまう事で、自分のカートのタイヤが歪んでいる事にそのうち気がつくときがくるからです。
人は自分でこれではダメだと気がついた時に、本気で直そうと考え方を変えるものです。
良かれと思って人の壊れたカートを直す技量がないのに、無理に相手のカートを直そうとする人がいます。
その場合かえって相手のカートを歪ませたり壊してしまって苦しめてしまいます。
歪みを直す技量がある人には本人が依頼するはずです。
要らぬ世話は焼かずに共感や励ましだけで充分なのです。
相手の進路が曲がっているから邪魔だと感情的になり、相手に怒鳴るったり怒るのはやめた方が良いでしょう。
そんなことをすれば相手から要らぬ恨みを買い、攻撃されて自分のカートまで壊されてしまうからです。
また人のカートの事ばかり気にして前を見るのを忘れて、自分の進路が曲がってしまう人も多いです。
自分のカートがまっすぐ進むようにするのが第1優先です。
よそ見ばかりしていると自分が誰かにぶつかってしまったり、あらぬ方向へ向かってしまうので気をつけてください。